今回は初めて一級建築士を受験する方向けの記事です。
一級建築士の試験は2ステップ(学科と製図)があり、学科合格しても製図試験に合格しなければ一級建築士にはなれません。
そのため、まずは学科試験に合格して製図試験受験への切符を手に入れることが大切です。
学科試験を合格するためには大きく分けて2つ方法があり、資格学校に通う方法とWEBやアプリを中心とした独学(半独学)でのチャレンジがあります。ここでは資格学校と独学のメリット・デメリットを挙げたいと思います。(※通学と独学の間の通信講座方式も最近では増えてきていますが今回は割愛。)
知識を身につける方法は人それぞれなので、どの道が自分にとって最短であるか費用対効果を考えて選択して頂ければと思います。
1. 通学制の資格学校(総合資格学院、日建学院、TAC等)
- メリット
- 体系的なカリキュラム
- プロの講師からの直接指導
- クラスメートとのネットワーク形成
- 模擬試験や実技対策のサポート
- デメリット
- 費用が高い(約40~80万円 ※学科のみの費用)
- 通学時間や場所に縛られる(一部WEB講義の講座選択出来るものもあり)
- 自分のペースで学べないことがある
2. アプリ・WEBベースの独学(速学、合格ロケット、スタディング等)
- メリット
- 自分のペースで学習できる
- 費用が安い(約5~10万円)
- スマホやタブレットでいつでもどこでも学べる
- 短期集中で効率的な学習が可能
- デメリット
- モチベーションの維持が難しい
- 対面の指導がないため質問しづらい
- 体系的に学びたい場合、情報が点在していることがある
3. 費用の比較
- 通学制の資格学校: 約40~80万円
- WEB・アプリを中心とした独学(半独学): 約4~10万円
4.まとめ
高いお金を払ったからと言って必ず合格するわけでもありません。ただ、対面で教えてもらう方がサボらないし身につくという方は対面の資格学校を選択された方がいいと思います。
ただし、学科は特に自学の時間が最も重要だと私は考えています。授業をふんふんと聞くだけでは翌日には内容を忘れているでしょうし、授業中に「え?どういう意味?」と思っても自分だけのために授業が止まってくれる訳でもありません。
また、一級建築士学科試験というのはあくまで試験です。試験問題の傾向を理解し、いかに素早く時間内に問題を間違えずに解いていくかというある意味ゲームでもあると思っています。インプット(授業を聞く等)よりアウトプット(問題を解く)の方が圧倒的に試験対策になると個人的には考えています。
ゴールはまずは学科合格。これを実現させるために自分はどういった方法が最適かを考えて勉強方法を選択してくださいね。頑張って!
コメント